競艇は出走した選手全員に賞金が出るので高収入を得られやすい職業です。

競艇選手という職業

 

競艇選手は公営ギャンブルの競艇に出走して、賞金や出走報酬によって収入を得るプロスポーツ選手です。
選手になるには、養成所(やまと学校)に入学して、国家資格を取得する必要があります。
狭き門にはなりますが、高校や大学を卒業後や社会人を経て、未経験から競艇選手になる人も多い注目の職業です。
高収入で一度選手になれば息の長い職業になります。

 

ボートで走る競艇選手

 

幼少期から英才教育を受けていなくても転身できるチャンスがあるせいか、美男美女が多いことでも有名でメディアが特集を組むなどたびたび話題になっています。
華やかで魅力的な職業ですが、危険と隣合わせで体重管理、観客からの心無いヤジなど知られざる苦労も多い業界です。

 

それでも一度プロ選手として活動すると自らの意思で若いうちに引退する選手が少なく、公営競技の中でも待遇の良い環境を用意されています。

 

参考記事:競艇選手の年収

 

競艇選手に求められる能力

 

競艇はエンジン付きの小型ボートで周回コースを回って競走します。
体重が軽い方が有利な競技で、レースに出る際は男性で50kg、女性で47kgの最低体重が設定されています。
より最低体重に近い方が有利なので、比較的小柄な人でないとなることが難しいです。

 

ちなみに、競艇学校の試験を受ける際は、身長175cm以下、体重は男子47kg以上57kg以下、女子42kg以上50kg以下の制限があります。
また、競艇は女性でも第一線で活躍することができますが、もっとも格式の高いSG(スペシャルグレード)では、女性が優勝した経験がなく、腕力のある男性の方が有利とされています。
小柄な中でも体力、体幹、腕力を兼ね備えている人に適正があります。

 

体重計に乗る競艇選手

 

レースで重要なのは絶好のスタートを切って、スピードを乗せてターンを決められる距離感を掴むことです。
競艇学校の応募要件では、視力で両目0.8以上(メガネ・コンタクト不可)が条件になっているので、体型や目の良さなど競艇選手向きの身体を持っていないとなれません。
競艇選手になるための条件はコチラのページをご覧ください。

 

参考記事:競艇選手になるためには

 

体型や視力で適正条件を持っていることを条件に、レースで勝つにはマシンの操縦能力、選手同士の駆け引き、時の運が必要です。
競艇選手の募集では一般試験のほかに以下の方を対象に特別試験を用意しています。

 

  • モーターボートの全日本K400選手権大会において3年以上連続して3位以内の者
  • 車のレースで国際A級以上のライセンスを持っている
  • バイクのレースで国際ライセンスを持っていて、国内外の公式競技で5位以内の者
  • スキー、スノーボード又は体操競技において、オリンピック、その他、世界大会日本代表の者
  • (財)日本ボクシングコミッション公認A級ライセンスの資格を取得し、日本ランキング5位以内の者
  • その他スポーツにおいて本会が特に認める者

 

エンジン付きのボートで体重移動を活用して操縦する特性から、車、バイク、スキー、スノボーが得意な人に向いています。
ボクシングの場合は、小柄で視力が良くないとなれないことなど競艇選手と共通点が多いです。
一般試験では第一線で活躍した実績がなくても応募できますが、スポーツで優秀な結果を残していることが必須で、運動神経やスピードを出す競技に自信のない人には難しいです。

 

持ちペラ制の廃止で整備スキルの重要性が低くなった

 

競艇をテーマにしたマンガおよびアニメのモンキーターンを見たことのある人なら、ペラ作りが競艇で重要だったことをご存じだと思います。
以前は選手が用意したプロペラ(スクリュー)をレースで使える持ちペラ制が導入されていたので、選手は整備をするための小屋を持って、グループや先輩からの指導を受けて、日々プロペラの研究を行っていました。

 

現在は持ちペラ制が廃止されて、レースごとに抽選でモーターとペラ、ボートが割り振りられて、拠点内で軽く調整できるのみに制限をされています。
整備や調整スキルも多少必要ですが、持ちペラ制の時に比べて金属ハンマーの使用が禁止されるなど調整できる範囲は少なくなっています。

 

選手の調整による差がでにくくなった分、より枠はモーターの性能による順当な結果がでやすくなった傾向はあるかもしれません。そのようなデータに基づいた予想や買い目を求めるのであれば「競艇予想サイト」を利用するのが一番効率的でしょう。競艇の醍醐味という点では賛否両論あるかもしれませんが、勝率は確実にアップするでしょう。

 

>>競艇予想サイトを活用する

 

持ちペラ制に比べて、研究や開発、調整に費やす時間とコストが削減されたため、競艇選手の環境は以前よりも改善されて、ベテラン選手のアドバンテージが少なくなったので新人選手のチャンスが増えています。

 

競艇選手の日常

 

競艇場(ボートレース場)は関東から九州にかけて全国24場あります。
選手は任意で地域の支部に所属して、特定の地域やボートレース場を主戦に活動します。
支部の中で良い成績を残すと、全国から優秀な選手が集まる重賞に出走できるようになります。

 

福岡ボートレース場の風景

 

競艇の開催を1節と呼び、1回開催すると3~7日にかけて連続して開催されます。
前検日(開催日の前日)にモーターとボートの抽選が行われ、割り振られたモーターのペラを調整して、前検タイムを測定します。
ほかにも、選手の身体測定など規定範囲の体重を満たしているかなどのチェックが行われます。

 

選手は公正なレースを行うために、レース開催期間中は外部との接触を禁止され、専用の宿舎で生活することを義務付けられています。
前検日以降は宿舎とボートレース場を往復(一部ではボートレース場内に宿舎がある)を繰り返し、開催日は1日1~2回のレースを行います。

 

開催前半は予選という形で、成績を競って優秀な者だけが準決勝、決勝などその節の勝者を決めるレースへと駒を進めていきます。
予選で負けるとそこで終了になるのではなく、決勝に進めない選手にも出走枠が与えられます。
競艇では意図的にA級とB級選手をマッチアップさせた企画レースをすることも多く、結果を出せない競艇選手でも出走するチャンスは沢山与えられます。
1回出走するごとに、たとえ6位であっても賞金が出るため、競艇選手は活躍できなくても高収入を得られやすい職業です。

 

開催期間外は、持ちペラ制の時はペラの開発に時間を割いていましたが、現在はやれることがないため、開催期間外にどう過ごすかは選手次第で、充実したプライベートを送っている選手もいます。

 

出走しない時でも、前検日から開催期間中のボートレース場で練習をできるので、実践経験の浅い選手は自主練習に励む方が多いです。