競艇選手がぺナルティを受けると厳しい処分を受け、収入が大きく下がります。

競艇選手のペナルティ

 

レッドカードを出す手

競艇で一番重要なのはスタートです。フライングスタート形式を取っていて、選手はスタート前から助走を取って走り始めて、スタート時刻から1秒以内にスタートラインを通過する必要があります。
規定時間よりも早くスタートラインを越えてしまうとフライング失格になり、その舟券は無効になります。
1秒以上遅れてスタートした場合もフライングと同じ扱いです。
選手は1回フライングしただけで斡旋停止(出走停止)処分を受け、繰り返していくと引退勧告を受けます。

 

また、スタート事故以外を含めてペナルティを起こすと事故点数が加算されて、出走回数で割った事故率が0.7を上回ると強制的に1番下のB2級に階級が下がってしまいます。
結果を出すためには、ギリギリの勝負をしないといけないですが、ペナルティを受けると厳しい処分が下されて収入を大きく下げてしまいます。

 

フライングによる斡旋停止ペナルティ

 

フライングを起こすと初犯でも基本的に30日の斡旋停止処分を受けます。
競艇選手はボートレース協会から斡旋を受けてレースに出走するので、斡旋がなくなればその期間は休みで収入を失います。
フライングをしたらすぐに斡旋停止になるのではなく、軽度のスタート事故程度であれば、すでに斡旋が決まっている節までの出走をして、そこから斡旋停止処分を受けます。
斡旋停止期間は半年ごとの回数によって以下のように決められます。

 

1回目:30日
2回目:60日
3回目:90日
4回目:120日

 

1節の中で4回のスタート事故を起こすと事実上の引退勧告になります。
また、1回目のフライングから100走以内に再度フライングをしてしまうと、スタート訓練を受けるルールがあります。
階級決定期間の初日にあたる、5月1日と11月1日にフライング回数もリセットされます。

 

まt、一度フライングをすると、各レースの規定によって一定期間は重賞に出走できなくなってしまいます。(重賞でのフライングによる出走制限は特に重い)
一度のフライングを受けただけでも競艇選手の年収に大きな影響を受けてしまいます。

 

事故点数の加算

 

競艇では、失格やスタート事故などのペナルティの内容に応じて、事故点数が加点されます。事故点数から出走回数を割ったもの事故率を出して、0.7以上になるとB2級に階級が下がります。
B2級になると、斡旋数が少なくなり、重賞など出走できないレースも増えるので、収入を大きく落としてしまいます。
事故点数の加点内容は以下の通りです。

 

優勝戦でのフライング:30点
優勝戦以外でのフライング:20点
妨害失格:15点
レーサー責任の失格・欠場:10点
レーサー責任以外の失格・欠場:0点
不良航法・待機行動違反:2点

 

優勝戦でフライングを起こすと、オッズの再計算や観客からのクレームなど影響が大きいため、重罰が下されます。スタート事故以外にも妨害、欠場、過失のある整備不良などで失格になってしまうことがあります。

 

重罰にあたる即日帰郷と即刻帰郷

 

通常のペナルティでは、その節のレースやすでに斡旋が決まっているレースを出走した後に斡旋停止のペナルティを受けます。
一定期間中に2回の失格(不良航法と待機行動違反は3回)のペナルティをすると、即日帰郷になり、その日のレース終了後に帰郷して翌日以降のレースにも出れなくなります。

 

さらに重たい即刻帰郷は、フライングしても気付かずに周回してしまったり、悪質性が高い妨害行為、整備不良などを起こした際に、その日の残りに出走予定のレースが残っていても、ただちに帰郷させられることです。
即刻帰郷を受けた場合、基本的に褒賞懲戒審議会にかけられて重たい処分を受けることになります。