養成所の入学試験の倍率は25~50倍と、かなりの狭き門です。

競艇選手になるためには

競艇選手になるには、養成所(やまと学校)に入学して、1年の訓練を受けた後に卒業試験を受けて国家資格に合格する必要があります。
競艇学校に入学後も途中で成績が悪いと強制退学にさせられてしまいます。卒業まで漕ぎ着ければ、国家試験の合格率はほぼ100%です。

 

競艇選手になるための養成所

 

まずは難関の競艇学校に合格することと、厳しい環境の養成所で、1年間耐え抜くことが必要です。
競艇学校への入試は一般試験と特別試験の2種類が用意されていて、車やバイクのレース、スキースノボーの競技で優秀な成績を受けた方は特別試験を経て入学できます。
一般試験は倍率が高いため、競艇学校に合格するための予備校や専門学校もあります。

 

競艇学校(ボートレーサー養成所)の応募資格

 

2001年以降はボートレーサー養成所に入って1年の教育を受けないと競艇選手になれないルールになっています。

 

ボートレーサー養成所は福岡県柳川市大和町にあり、所在地から「やまと学校」と呼ばれることもあります。募集は年2回行っていて、事前に医療機関で身体測定を受けた書類を用意するなどして応募する仕組みです。
一般試験と特別試験のそれぞれの応募資格(募集要項)は以下の通りです。

 

一般試験

1.15歳以上30歳未満
2.入所日において中学校を卒業していること
3.身長175cm以下
4.体重:男子47kg以上57kg以下、女子42kg以上50kg以下
5.視力が両眼とも裸眼で0.8以上(コンタクト・フェイキックIOL「有水晶体眼内レンズ」手術は不可)
6.強度の色弱でないこと
7.聴力その他の健康状態において選手養成訓練を行うのに支障のない者
8.禁錮以上の刑に処せられた者及びモーターボート競走法に違反して罰金以上の刑に処せられた者、選手養成訓練中に成績不良又は素行不良により養成を取りやめられた者、反社会的勢力との関係が疑われる等モーターボート競走の公正を害するおそれがあると認められるに足りる相当の理由のある者のいずれにも該当しない者

 

1~8の条件を全て満たし、2年以内(応募期間の応じて指定された期間内)に中学・高校・大学等におけるスポーツ活動において優れた実績を収めた者(対象競技は不問)

 

簡単にまとめると、スポーツで優れた成績を残していて、身長・体重制限と視力をクリアしていることが必要です。
また、一般試験には「スポーツ推薦試験制度」が用意されています。
アピールできる実績やスキルを持っている方は、寄りの支局・支部までお問い合わせて該当有無を確認してください。
スポーツ推薦試験制度はボートレース場が応募者数に応じて決定するもので、決められた要件はなく、スポーツ運動歴の記録内容を元に該当有無が決定されます。

 

特別試験

 

以下のいずれかの条件に該当していること

 

  • モーターボートの全日本K400選手権大会において3年以上連続して3位以内の者
  • 車のレースで国際A級以上のライセンスを持っている
  • バイクのレースで国際ライセンスを持っていて、国内外の公式競技で5位以内の者
  • スキー、スノーボード又は体操競技において、オリンピック、その他、世界大会日本代表の者
  • (財)日本ボクシングコミッション公認A級ライセンスの資格を取得し、日本ランキング5位以内の者

 

その他、一般試験の1~8の基準を満たす。
特別試験の場合は、上限年齢なし、学歴不問、身長制限なしの優遇処置あり。

 

 

試験内容

 

一般試験

 

一次試験(全国の主要都市)

①学科試験:国語、数学、理科、社会(高等学校入学試験程度の内容)
②体力試験:柔軟性、筋力、瞬発力
※スポーツ推薦者は免除

 

二次試験(ボートレーサー養成所)

①身長及び体重測定
②適性試験:操作適性、反応力、注意力、調整力、スポーツビジョン、心理判断ほか
③体力試験:全身持久力、筋持久力、筋力、瞬発力、敏捷性、柔軟性

 

三次試験(ボートレーサー養成所ほか)

①人物試験:面接
②身体検査:眼科、耳鼻咽喉科、外科、内科、泌尿器科
③適性検査:視覚、視野、音感、運動神経

 

特別試験(ボートレーサー養成所ほか)

 

①体重測定
②学科試験:国語、数学、理科、社会(高等学校入学試験程度の内容)
③適性試験:操作適性、反応力、注意力、調整力、スポーツビジョン、心理判断ほか
④人物試験:面接
⑤身体検査:眼科、耳鼻咽喉科、外科、内科、泌尿器科
⑥適性検査:視覚、視野、音感、運動神経

 

・その他スポーツにおいて本会が特に認める者

 

倍率

 

一般試験、特別試験を合わせて、期ごとの募集定員は50名前後です。
毎回、1,200~1,700名の応募があり、倍率は25~50倍です。

 

一次試験の合格者:170~200名(倍率6~10倍)
二次試験の合格者:70~100名(倍率2.5倍前後)
三次試験の合格者:35~50名(倍率2倍前後)

 

養成費用無償化がスタート

 

平成29年4月入所の122期以降は、年間約120万円必要だった自己負担金が免除になりました。
122期の応募者数は約1230名、123期は約1035名なので、倍率に大きな変化は見られません。
今後は無償化によって人気が高まる可能性もあります。

 

 

卒業率は50%?

 

ボートレーサー養成所はスマホの持ち込み禁止、男性は坊主、女性はショートカットなど厳しい規則があり、選手は口を揃えて地獄の1年と表現しています。
6ヶ月目には進級試験があり不合格になると強制退学になります。
無償化された122期と123期はともに入学者の50%ほどしか卒業していません。