トップ選手の多くは最低体重(男性50kg、女性47kg)に近い体型を維持しています。

競艇選手の体重

現役競艇選手は前検日から開催期間中にかけて毎日体重測定があり、翌日のレースに体重が公開されます。
男性は50kg、女性は47kgの体重制限がありますが、特に体重が重たすぎたり軽すぎても罰則はありません。現役になれば体重に制限はなく、なかには60kg以上の体重でレースに出る人もいます。

 

競艇選手に必要な体重計とメジャー

 

最低体重より軽い場合は、重りをつけて体重を調整しています。
水面が穏やかな環境を上限に競艇は軽い方がトップスピードが出て有利になります。
競艇選手は日々、自身の理想的な体重を維持できるように管理をしています。
ボートレーサー養成所に入る時は、男性で47.0kg以上57.0kg以下、女子は42.0kg以上50.0kg以下の体重制限があります。

 

最低体重付近が理想

 

トップ選手の多くは最低体重に近い状態の体型を維持しています。
2017年のグランプリ(賞金王決定競走)の決勝では、6艇全ての選手が50.0kgから51.0kgの体重でした。
競艇は軽い方が有利なだけではなく、体重移動をして曲がります。
下限体重を下回って重りをつけるよりも、フラットな状態で最低体重に近づけた方が有利です。
また、競艇は腕力が必要です。本来は体重の重たい選手が無理な減量をすると、力が入らなくなって逆効果になってしまうケースがあります。

 

荒れた水面は重たい方が有利ってホント?

 

波が立っているなど重たい水面の場合は、体重が重たい方がボートが安定して操縦しやすくなります。

 

ただし、軽いよりも重たい方が有利というワケではなく、重たい人だと安定して走れるだけで、突き詰めていけば軽い体重で荒れた水面を上手に捌いた方が速いです。
全国24の競艇場の中で、通年を通して水面が荒れやすく、コンディションが悪い理由でSG招致をしたことのない江戸川競艇場で開催された直近の周年記念(江戸川大賞)の決勝を見ても、最重量は51.4kgでほとんどの選手が50kg前後にまとめていました。

 

2017年の江戸川大賞決勝は風速8m、波高10cmの過酷なコンディションでした。
B2級で軽量級の選手は体重を重たくすることで荒れたコンディションのレースで結果を出せますが、トップ選手であれば最低体重に近いことを理由に割引する必要はありません。

 

多少の重量差は技術でカバーできる

 

軽ければ軽いだけトップスピードが伸びますが、重たくても好スタートを切って、スピードを乗せたまま走り続けることができれば勝てます。
トップ選手同士のレースであれば、53kg以上は割引の判断をできますが、A級、B級混走レースであれば、少し重たいくらいでも選手の腕が良ければ大きな影響は出ません。

 

開催期間中の体重変化に注目

 

競艇開催期間中は毎日1回体重測定を行い、翌日のレースで公開されます。
以前はレース直前に体重測定をしていましたが、現在は1日1回に変わっています。
競艇の1節は3~7日間なので開催期間中に体重の変化する選手が出てきます。
競艇はスタートが非常に重要でモーターの状態やコース、水面の状態を見極めて助走距離を取らないといけません。

 

一部では、開催期間中の調子や水面の状態(天気予報)を見て体重を微調整するケースもありますが、意図しない体重の変化があると本人の把握している距離感やスピード感と差ができてしまい不調に陥ります。
予想するときは選手ごとで適正体重や開催期間中の体重の変化を見極めないといけないですし、選手は開催期間中でも余計なストレスや睡眠不足、便秘や下痢などのトラブルを起こさないように体調管理しないといけません。